2010年4月12日月曜日

~ 円座 warouda ~

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無価値だという感覚が、何に由来するのであれ、
それを癒す強力な治療法は、
自分はその本質において完全な存在だ、と悟ることだ。


そのことを悟れば、自然な自信と満足が、
内面から湧き起こってくる。


はっきりと理解できなくても、
たとえ概念としてでも認識できれば、
決定的な意味がある。


<トゥルク・トンドゥップ著 
   「心の治癒力~チベット仏教の叡智」>
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photo by  App  [Backgrounds]






4/10(土)は、
目黒のSUN & MOON
Tibetan  Heart Yoga ティーチャートレーニング修了者のための
グループスタディがありました。






座学の課題に取り組む過程で生じた疑問点の洗い出し以上に、
「Tibetan Heart Yoga 」を学ぶことで、自分の中に生じた変化のシェアリングが主軸に。




リトリートのように濃密なティーチャートレーニングを終え、日常とのバランスや、
自分が教えているヨガスタイルにどう組み込んでいくべきか・・を
ゆっくりとシェアリングしていきました。






瞑想の重要性や、
会陰部を刺激しない、蓮華座のポーズが持つ本来の作用
(左右のエネルギー脈管の付け根であるそけい部を圧迫し、中央脈管へエネルギーを引きこむ為)
蓮華座の注意点・・身体ができていない状態での膝への影響など、
ゆるゆると川面が石の角を取っていくような、心地よい流れで話は進みます。






話題は、


先日アメリカに本部を置くTibetan Heart Yogaの正式指導者となったmasaさん が、
曹洞宗の摂心会という、とても厳しい禅修行に参加された体験談へ。






とてもハードなその内容は、肉体を追い込むことで自我を滅し、
その先にある見性を会得するためのものです。




またひとつ、自身の肉体において「体験」されたことで、
masaさんの空気が変化していました。






「本は読んじゃだめだ。自身で体験しないと。最近強くそう思う」




そう話すmasaさんの言葉は、本ばかり読んでいて体験の少ない私を刺します。






この身体を使わないことには、何も始まらない。




「私」が感じるこの世界は、この肉体に宿る意識とともに存在しているから。




円座(わろうだ)に集う彼らは、
「磨く」ということを、強く私に見せてくれているように感じます。






         
       


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