2011年5月1日日曜日

-- 3号機のプールは果たして「ある」のか --

------------------------------------------------------


そうです、低速中性子を用いたU235の


核分裂から原子力が得られ、


高速中性子では連鎖反応が得られます。


後者の連鎖反応は爆発を引き起こします。


現時点で唯一の問題は、


この爆発力を制御できるかどうかです。


神の火を制御せよ〜原爆を作った人々
パールバック著


------------------------------------------------










怖いことを書くとネガティブだと言われますが、


そして自分でも、それを結果として「願い引き寄せてはいないか」


心の内側をチェックしながら、


今、日本で起きていること、


特に原発事故に関して起きていることを、


注意深く情報を集め、自分でできる対処をしています。






そして、どうしても、「シェアしたい」「シェアしなければいけない」と、


内側からの欲求が止みません。




いま、見つめなければならないものを見つめずして、


起きていることを見ずして、


無気力な楽観でいることは、けして平和なことではないと思うのです。




恐怖に絡めとられず、冷静に、把握し判断するよう努めたいのです。


















原発事故に関する情報を

「神の火を制御せよ 〜 原発事故の終焉への祈り」というラベルにまとめます。

ネガティブに感じる方は飛ばしてください。

そして、ここに色々とまとめますので、


役に立つようであれば大切な人とシェアし、考えてみて下さい。







東京の空は、濁っています。


私は、喉が痛いです。


風向きによって、口の中がニコチンのような不味い、鉄のような味が


べったりと膜を張る感じがします。








TVでは、原発事故に関する会見は、ずいぶん前に中継されなくなりました。


編集されたものが少し流れるだけ。


けれど、ネット中継で見ていると、続々と問題が出て来ています。




日本政府は先週、チェルノブイリ以上の放射性物質を出していると認めたと


海外メディアは伝えており初耳です。


そのような話を政府からお聞きになりましたか?













< 福島原発事故はチェルノブイリに筋肉増強剤を与えた結果になる >


※アーノルド・ガンデーセン博士:長く原子力開発に携わり、現在は反原発の活動へ。


※子供の被爆線量を20ミリシーベルト大幅に上げたことにも言及。








NHK情報の(ページが削除されているようですが)


「チェルノブイリの何分の一です。」


このうち「放射性ヨウ素」では1号機が原子炉と燃料プールをあわせて1800京ベクレル
 2号機と3号機はそれぞれ3200京ベクレル、4号機が420兆ベクレルなどとなり、
 1号機から6号機まで合わせて8100京(テラ)ベクレルと推定されています


という情報しか見つかりません。


京、という単位をつけること自体、もう驚愕の事故なのですが。




また上記は、「放射性ヨウ素」の値だけです。


セシウムなどの核種、


先日まで「飛散していないはずだから検査していない」と言っていた


ウランやプルトニウムはこの桁外れの数値には含まれていません。




言葉のマジックに注意しましょう。








日々、驚くようなトラブルが繰り広げられ、


どんどん目がそらされていますが、使用済み核燃料プールはどうなったのでしょう。




早口で数値を読み上げる会見、遠回しな表現ですべてをぼやかす会見から、


いつも大切なことから目を逸らされるように感じます。




爆発を少し、整理します。




◆3月11日、大地震発生。




◆3月12日15時36分頃、1号機原子炉建屋にて「水素爆発」発生。


建屋の上部を吹き飛ばしますが、建物自体はなんとか原型を留めます。


白い爆発の煙です。


閃光などは見えません。






※ 写真は、新潟県妙高市の航空写真撮影会社、
 エア・フォート・サービス(Air Photo Service)の小型無人飛行機が
 3月の20日と24日に撮影した、福島第一原発の写真です。


























※左から3号機 2号機1号機。






◆3月14日の11時1分に3号機原子炉建屋が爆発します。


キノコ雲ではないかと言われる形の、


「黒い噴煙」、左下に閃光が見えます。


こういった映像は、日本でほとんど流れることがありません。


なのでネットで情報を集めることがない方は、


TVからの情報だけを信じてしまいます。







※海外メディアニュースによる、1号機と3号機の爆発の検証



これも1号機と同じ「水素爆発」と発表されていますが、嘘でしょう?


同じには、私は見えません。




この日、日本では計画停電が実施されました。


世界は1号機とは異なる3号機の大規模爆発を緊急速報で報道し、


日本は、「計画停電」の地域振り分けを延々と放送していました。






下は衝撃的な写真ですが、3号機原子炉建屋です。


4号機との、「鉄骨の変化」を比べて見て下さい。
















































飴細工のようにぐにゃりと曲がっています。


鉄骨がここまで曲がるには「800度以上」の高温が加わったと、


福島第一原発の基本設計を担当した米GE社の元設計士・菊地洋一氏。














「同じ原子炉なのに、壊れ方がほかとまったく違う。3号機だけが熱でグニャグニャに曲がっているでしょう。アメ状に折れ曲がっている。これは、明らかに水素爆発ではありません。何らかの理由で鉄骨を溶かす800度以上の超高熱にさらされ、鉄骨の骨組みが溶けた。水素爆発では、ここまでの事態にはならない。何かもっと重大な事態が起き、それがいまだに報告されていないか、誰も正確に事実を把握していないのでしょう」  
参考記事 → 現代ビジネス
◆3月15日、朝の6時台から、3号機とともに4号機も煙を上げ始め、


4号機より爆発音、建屋の上部が変形。
















































けれど、3号機よりは鉄骨がまだ支えています。


この日の6時台は、2号機も異音がし、圧力抑制室が破損。


後日認めます。


15日は、振り返るとターニングポイントだったと思います。


この2号機への処置として、はじめて「ドライベント」という、


圧力があがって爆発しそうな原子炉の格納容器を守るため、


フィルターを通さずに放射能の空気を外へ出す、ということが秘密裏に行われました。




その間も、政府は『大丈夫』TVは『大丈夫』と言い続けます。




原子炉の中の空気が、そのまま放出され、


放射性物質が飛散しているにも関わらず、国民には何も知らされていなかったのです。


これも、かなり経ってから報告され会見が騒然となりました。






たくさん気になる点がありますが、


大事なのは、放射性物質が何がどれくらい、どのように飛んでいるかを知り、


対応策を取るべきだ、ということです。








3号機の格納容器の中には、MOX燃料という大変危険なものがありますが、


それ以上に、大きなプールで冷やされている、覆いも何も無い、


それぞれの燃料プールがどうなっているか。





























 




燃料プールには蓋はありません。




原子炉はいくつかの容器が入っているのですが、


使用済み核燃料は取り出され、純水の深いプールで冷やされます。




最低3年間〜5年、キンキンに冷やした水で冷却しないと、


「崩壊熱」というとんでもない熱を放ち、再発火します。






地震で電源が落ち、代替えバッテリーも作動せず、


原子炉と燃料プールの冷却システムがダウン、


すべてはこれが問題となり、注水作業を進めています。






で、私が疑問なのは、


3号機、あんなにぼろぼろなのに、燃料プールは「現存」するのか?


ということです。




東電も、保安院も、政府も、プールはまるでそこにあるかのように対応し、


何十トンもの海水を注入しています。


けれどもとてつもない爆発のため、破損していると考えられ、


膨大な量の汚染水が、今も絶賛生産中です。






私には見えない。燃料プール。


信じる者にしか見えない燃料プールでしょうか。






先ほどのアーノルド・ガンダーソン博士の解説動画です。


この疑問は間違っていないと、残念ながら強く感じます。









東京では、連休ということもあり、


まるで原発事故は無かったかのような、


忘れたかのような空気で満ちています。




けれど、4月29日の夜、このようなニュースがさらりと流れました。


※ MSN産経ニュースより 






【放射能漏れ】
1号機、炉心注水を減量 水素爆発の恐れを懸念

2011.4.29 21:02 ※タイトルをクリックすると記事へ飛びます。
東京電力福島第1原子力発電所の事故で、東電は29日、1号機の原子炉圧力容器への注水量を毎時10トンから6トンに戻した。注水で温度や圧力は低下したが、圧力が下がりすぎると水素爆発の恐れが生じるため、注水量を減らした。
1号機では、圧力容器を覆う格納容器を水で満たして冷却する「水棺」に向けて、27日から注水量を毎時6トンから10トンに増やし、容器内の状態を調べていた。
格納容器の圧力は低下傾向で、大気圧に近づいている。大気圧を下回ると酸素を含む空気が流入して水素爆発の恐れがあるため、格納容器への窒素注入も続けられている。原子炉建屋内のロボット調査では、漏水場所は見つかっていない。
一方、2号機の配管トンネル「トレンチ」にたまった高濃度汚染水の移送は同日、中断した。移送先の施設で漏(ろう)洩(えい)などがないか確認し、30日に再開する。



何を意味するか。


1号機の格納容器の水素爆発の危険性が高まっていて、とても危ない状態ということです。




3月12日に爆発したのは、原子炉そのものではなく、


建物にたまった水素、と言われています。






先日まで、1号機は格納容器そのものを爆発させないように、


水と窒素を注入してきました。




窒素は圧縮されないため、水と窒素で中がパンパン、


どちらかと言えば、「ドライベント」して中の圧力を抜き、


一緒に窒素が出てしまうのでまた注入し、という流れでした。


(ベントは行っていないとのことですが)




しかし、水棺のために試験的に注水量を増やしたとたん、


圧力容器内の圧力が、ぐっと下がってしまい、


外と変わらないまでに。




特別な環境で保たれている格納容器内は、


普通の空気では酸素が多すぎるのです。


外の普通の空気が入ってくると、爆発してしまうのです。








各プラントの圧力、地方の放射線量が一目でわかるすごいHPから


1号機の原子炉圧力で確認しますと、


昨日4/30に、ほんのわずか、わずか、わずか、圧力があがったようですが、


東電は今日5/1の注水作業は、


「爆発の恐れがあるため」


慎重に進める、と発表しています。




何も終わっていません。




チェルノブイリは6、7週間で放射性物質の放出は止まりましたが、


福島第一は、止まる見込みが全く見えません。






けれど、私たちが原発に行って、何かを行える訳ではない。


ではどうしたらよいか。


自分と大切な人を、守るよう努力することではないですか。




情報を集め、自分で判断し、


今まで「無知の知」であったということに目覚める時ではないでしょうか。


私は、目覚めたいと思います。










*゜*・。.。・*゜*・。.。・*  祈り  *゜*・。.。・*゜*・。.。・*。




・原発事故がすみやかに収束し、原子炉が熱を手放し穏やかさを取り戻します。


・作業員の方たちの健康が回復します。


・この事故を機に、日本中の原発が見直され、速やかに止める手だてが取られます。


・日本、世界の空と海、大地が浄化され、より豊かな世界が広がります。


・福島の人たちがまた美味しいササニシキを育てられます。


・豊かな海や自然が戻り、漁業、農業、酪農は豊かな実りを育み育て、
 美味しい食材を私たちに与えてくれます。


・地震で被害に遭われた人々が、喜びを取り戻し、幸せに満ちています。


・この事故を機に、世界中が危険なものを手放し、
 人類の叡智が自然と調和した、よりよいエネルギー革命をもたらされます。




感謝を込めて。








◇ 美しい波紋が広がりますように・・感謝をこめて 人気ブログランキングへ やんわりクリック◇



0 件のコメント:

コメントを投稿