2011年3月14日月曜日

「 祈りの夜明け 」

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全人類に対して共感や仲間意識を持ち、
優しさを向けるように努めると、
そこから生まれるものがあります。

それは一般的な信仰心とは違う類のものです。
宗教や人種、政治などと関係なく、
「皆のため」になるものです。
ダライラマ著「スピリチュアルメッセージ」
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3月12日の地震から、3日が経ちました。

今日の夜明けの太陽です。


阪神大震災を経験し、大きな地震はこれで2度目となります。

地震のさなか、

大きな鏡と本棚を押さえ、ともすれば恐怖で声を上げそうになるのをこらえ、

「大丈夫!大丈夫!」

「守ってくださりありがとう!ありがとう!ありがとう!」

と、目に見えぬ存在に叫んでいました。


建物と私は、その一瞬確かに通じ合ったような感覚です。

強い余震が30分ほど続いた後、

壁にくちづけて、「ありがとう」と建物にお礼を言いました。



壮絶な光景が、日を重ねるごとに立ち現れ、

亡くなられた方の数が桁を大きく変え、

原子力発電所で命がけで作業をしていらっしゃる方がおられ、

手の届かぬところで、

胸の痛む出来事を前に、

細い希望の糸を何とか紡がんとする手があちこちで伸びているのを、

ただ見つめるしかありません。


今朝は、輪番停電を前に情報が錯綜し、

コンビニまでお水を買わせていただきに行ったりと、

眠れずに過ごしました。


そして、美しく、神々しい夜明けを前に、

被災された皆々様、

苦しみに満ちた皆々様のために、

光明真言を唱え、

般若心経を唱え、

五大投地をし、

ヨガのアーサナを行うカルマをささげる為に、

太陽礼拝からいくつかのアーサナを重ね、

瞑想をしました。


他者の痛みや苦しみを、

自分の智慧と慈悲の光で滅するトンレン瞑想と、


家族や大事な人々を想い、

「愛しています。どうぞお導きください」と感謝を捧げ、


まぶたを太陽の光が貫き、

すべてが白い世界の中で、

聖音AUMが湧き起こり、

Aaaaaaaaaa

Uuuuuuuuuu

Mmmmmmm

と奥底から振動を響かせ、瞑想しました。



今朝の私の行いは、

私自身のためでなく、

行いから生じたよりよいカルマの種を、

今朝の夜明けに捧げ、

それが少しでも愛に満ちた流れにつながっていけばと願います。


こんなにも、ご真言を他者のために唱えたことはありません。

私の祈りが、人々の祈りが、

大日如来であり、

宇宙そのものである夜明けに溶けひろがり、

すみやかに人々に、必要な愛と必要な願いが叶い、届けられますように。


オン・アボキャ・ベイロシャノウ・

マカ・ボダラマニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラハリタヤ・ウン

Mantra of Light-Siddham(CBETA font).png


私が映し出す世界が、凄惨なものでなく、

愛に満ちたものになれば、

世界は愛に満ちたものとなる。


なぜなら、「世界」は一人一人の心の投影であり、

人の数だけさまざまな「世界」があるのでから。


私は、私が映し出す「世界」を、

愛あるものに変えていきます。


どうか、皆様の世界も、

愛あるものでありますように。


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