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原因と条件によって
生じたにすぎない事物を
生じたにすぎない事物を
真実に存在するものであると
執着する意識は
執着する意識は
仏陀によって無知と呼ばれている。
この無知から
縁起の十二支が生じるのである。
縁起の十二支が生じるのである。
ナーガルージュナ
『空についての七十の詩』
『空についての七十の詩』
「ダライ・ラマの仏教入門」より
ふとしたときに流れる「音楽」のサインを、
とても大事にしています。
偶然入ったカフェで流れている音楽の「歌詞」
たまたま流れてくるラジオの曲の「歌詞」
特に洋楽の場合、
いつも敏感に耳を澄ませます。
それはその瞬間、わたしに対しての、
何らかの「サイン」のような気がするからです。
それでよいのだというサインであったり、
もっと高く保ちなさい、というサインであったり、
楽しんで、笑顔で、というサインであったり。
< Must be an Angel > というような、
なかなか日本語では伝わらないような、ダイレクトでシンプルなメッセージが、
日常から溢れてきて背中を押します。
ENIGMA 、というアーティストの曲が好きで、よく聴くのですが、
先日も、
「なぜ、私たちは生きているのか」
という理由に対し、明確な投げかけをする曲があり、身体が震えました。
ずっと聴いていたのに、その歌詞の意味が心に飛び込んでくるまでに、
長い月日がかかったことに驚かされます。
今のわたしだから、ようやく感じられたサインなのだと、改めて感じました。
未熟ですが、わたしが感じた言葉の響きを綴ります。
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◆ Out From The Deep ◆
We came out from the deep
To learn to love, to learn how to live
We came out from the deep
To avoid the mistake we made
That's why we are here !
.
We came out from the deep
To help and understand, but not to kill
It takes many lives till we succeed
To clear the debts of many hundreds years
That's why we are here !
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わたしたちは深い闇から生まれいでる
愛とは何かを学ぶために
人生とは何かを学ぶために
わたしたちは深い闇から生まれいでる
私たち人類が積み重ねてきた数多くの過ちを、再び繰り返すことがないように
だから私たちはこの世に生まれ、今ここに生きているのだ!
わたしたちは深い闇から生まれいでる
誰かを何かを殺すためでなく、助け、命の意味を理解するために
何百年もかけて重ねてきた負のカルマを浄化するまで、
何度でも転生し、浄化されるまで繰り返される
だから私たちはこの世に生まれ、今ここに生きているのだ!
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とても短い歌詞なのですが、
この歌詞に、多くのことが現されているように感じます。
何のために生まれて来たのか。
何をするために生まれて来たのか。
それらに対する、ある明確な響きを、この歌は伝えてくれます。
愛を学び、
人生とは何かを学び、
よりよき因果の種をまくべく、
再び悪いカルマを重ねないこと。
過去、幾世にも渡って重ねて来た負の行いを、
浄化しきるまで、
何度でも、
何度でも、
私たちは同じ問いを、自らに問うていかねばならないということ。
なぜ、生きているのか。
やらねばならないことが、
学ばねばならないことが、
この世にあるからです。
That's why we are here .
That's why we are here .
答えは、
風に乗って聴こえてくる歌の中にも、
こんなにもきちんと織り込まれて届きます。
◆チベット玉樹大地震の被災者の方々に、平穏な日々がもたらされますように◆
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