私たちのすべて、
抑圧者も友人も含め、
全員のために、私は祈ります。
人間に対する理解と愛を通じて、
より善き世界の建設に成功しますように。
そうすることにより、
生きとし生けるものの苦痛を、
和らげることができますように。
1989年12月10日 ダライラマ14世ノーベル平和賞受賞スピーチより
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photo by App [Backgrounds]
昨日は、業、カルマというものについて、
インドのジョーティッシュの哲学から新しいイメージを得ることができました。
そして今日は、ダライラマ法王さまの、
今回の甚大なる被害を与えた被災地に向けて、
まだ情報が錯綜するなかで、お話された談話から、
学びを深めたいと思います。
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◆文殊師利大乗仏教会 龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院
◆Youtube
チベット・ケグド大地震についてダライ・ラマ法王による談話
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このビデオは、文殊師利協会のスタッフの方が、
法王さまのチベット語での映像に字幕をつけてくださったものです。
カルマとは何か、この地震に向けてどのように向き合えばよいかを、
切々と語っていらっしゃいます。
すべては自分の行動や意図や想念の結果であり、
それらが自分たちに返ってくる、
それは一つの人生だけではなく、次の人生、次の人生にまで、
隔てなく響き返してくる。
予期せぬ辛い出来事が起きたとき、
その辛さを味わっている「自分」とは何か。
その一点をどこまでも見つめ続けることでしか、
進む道がないときがあります。
そして歯がゆいことに、
他者の辛さや苦しみ、もしくは喜びでさえ、
それそのものを、
誰かに代わって背負うことも、
請け負うこともできないのです。
私に代わって、
私が流す涙を他の人の涙線に注げないように、
私の空腹を他の人の満腹で満たせないように、
代わって背負うことは、
残念ながら、できないのです。
できるのは、それらをともに見つめ、祈ること。
祈りは内側に響き、その振動は行動へと推し進めてくれることでしょう。
彼らが幸せでありますようにとを祈る心を「慈」
彼らの苦しみが少しでも無くなりますようにと祈る心を「悲」
このふたつのまなざしをもって、慈悲心といいます。
下記、文殊師利協会の方がつけてくださった
ビデオの字幕を抜粋したものを掲載させていただきます。
この方の胸の内はいかばかりであろうかと、
小さい私は、目を閉じて考えます。
何度も拝見しては、
想像を絶する苦悩がお有りだろうと、泣けてくるのです。
ダライラマ14世の出身地とされるアムドという場所は、
中国の行政区分によると青海省という地域であり、
今回の地震の、被災地となります。
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<ビデオから、抜粋>
私たちは仏教の実践者です。
どんな苦楽があろうとも
それは自ら為した業の結果でしかありません。
地震の被害にあった人たちも、
それぞれ過去に為した業の結果がこうした形で現れているのです。
ですからこうした苦しみの経験というものは、
「多くの過去生で他の生き物に危害を加えたそれらの罪業が浄化されますように・・・」
そう思って祈るといいでしょう。
そう思うことで自分の心の悲しみも減らすことができますし、
起こってしまった苦しみを、逆に功徳を積むきっかけに変えれるのです。
みなさんが彼らに送れるメッセージとしては、
この苦しみは起こってしまい、悪い縁に出会ってしまったのです。
すでに起こってしまったことをひどく辛く思うよりも
できるだけ、この機会をできるだけ善業を積む機会ととらえ、
真言を唱えたり、修心の実践する機会として、
苦しみの克服法、そういうものに想いを寄せるのなら、
逆境を善の方面へと向かわせ、
逆行を菩提道へと変える・・
そうできればいいと思います。
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◇ 美しい波紋が広がりますように・・・感謝をこめて
◆チベット玉樹大地震の被災者の方々に、平穏な日々がもたらされますように◆
日本赤十字:中国青海省地震被害の救援金受付
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