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この宇宙を創造し、形作り、
動かしている目に見えない力、
それを神と呼んでもいいし、
大いなる自己と呼んでもいい。
その全能なるものに対して、
自分を捧げつくすことが音楽だ。
ラビ・シャンカール by 地球交響曲第6番
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今日は、恵比寿にある東京都写真美術館で上映中の、
地球交響曲を観に行ってきました。
今回は、新しい第7番ではなく、
ずっとずっと観たいと思っていた、第6番を観てきました。
第6番は「虚空の音」がテーマ。
音とは何か。
命とは何か。
原始的な音色を奏でるアーティストたち、
メインとなるインタビューの出演者、
誇張することなく、
過度に感傷を誘うこともなく、
それぞれのまなざしから観た、「音」という命が、
いかに美しいかを、静かに紡いでいる映画です。
ラビィ・シャンカールさんの神との対話のような無我の境地、
「自然と溶けあい、音楽に溶け合って透明な存在になりたい」と話す、
ピアニストのケリー・ヨルトさん。
チェロを愛し、海を愛し、
クジラの奏でる歌に身も心も捧げて、その愛を知らしめようとするロジャー・ペインさん。
地球という星が奏でる音は命そのものであると、
私たちに訴えかけます。
ディジュリドゥのKNOBさんの演奏は、その情景とともに素晴らしく、
音色の中に、
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 と、
般若心経の真言を唱えていらっしゃり。
雲立ち込める火山口の上で演奏される姿は、
本当に圧巻でした。
ずっと龍村仁監督もいらっしゃり、
サインをいただけるとのことで、甘えてパンフレットにサインをしていただきました。
< 海の友へ >
金色のペンでそう書かれた龍村監督。
しっかりと目を合わせて、握手までしてくださりました。
その瞳に宿る光が、
お年を重ねられた手からでるエネルギーが、
なんだか大きく懐かしく。
まるで鎮守のご神木の精霊に出会ったような気分になりました。
< 海の友へ >
そう呼びかけてくださることの意味を、
改めて考えたいと思う夜です。
写真は、監督のサイン入りパンフレット。
仁、という文字が美しい曲線を描き、
< 海の友へ >につながっていきます。
それはまるで、丸い地球のラインのようなたおやかさです。
◇ 美しい波紋が広がりますように・・感謝をこめて やんわりクリック◇
2010年8月16日月曜日
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