全然、原発のことを書いていませんでしたが、
変わらず情報を収集し、
時間があるときは東電の会見をUSTで見て、
相も変わらずの東電の対応にやきもきしています。
今日の東電会見にて、
2号機の圧力容器が温度上昇、
対応策として960キロのホウ酸を投入、
注水量も増加して冷却にあたる、とのこと。
ホウ酸をほぼ1トンも投入です。
けれど、希ガスのキセノンが検出限界未満だから、再臨界はしていない、とのこと。
なぜ、ホウ酸を960キロもいれねばなばらいのか。
なにが起きているのか。
まったくニュースになりませんが、
今夜、ぐつぐつと煮え立つ格納容器に960キロのホウ酸を溶かした水を入れ、
その後に大量の水を注いで冷やす作業です。
普段の注水量では温度が下がらず、
また温度計も本当に機能しているのか、推論状態での対応です。
まだ何も終わっていません。
取り急ぎ、今夜は2号機に特別対応が行われていること、
もしかすると、再臨界の可能性を必死に止めようとしている可能性、
現場の作業員さんたちがいつにもまして、
死にものぐるいで対応してくださっていることを、
心にとどめ、祈りましょう。
無事に、温度が下がりますように。
自家臨界、などと訳の分からない言葉を使ってくるくらいです。
暴走している再臨界、という印象を持たないよう、
注意深く言葉をすげ替え、発表を続けてきました。
何を行っているのか、
その真意と意図はなにか。
私たちが無関心であったからこそ、
原発はここまで増え、
事故が起き、
大切な人たちが今も、さまざまな形で苦しんでいます。
見つめること。
何が起きているのか、見つめ続けること。
私たちが生きる時代に起きた事故です。
なかったことにしても、放射能は消えません。
今夜も、命に代えて作業している人たちがいます。
その方々に誠意を尽くさぬ会社があります。
2号機の温度に注意してください。
そして、なにか他のことが目立つとき、
その裏で他の深刻な事態が進んでいることも忘れずに。
チェルノブイリは1基だけ。
福島は4基、です。
レベル7であることを、みんなとっくに忘れてしまいましたか。
チェルノブイリは10日間で放射能拡散が止まりました。
今日の冷たい雨が、何かの救いであり、
現場の方々に鞭打っている雨でもあります。
ホウ酸を投入しているということを、心に留めておいてください。
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